2014年7月4日金曜日

訳あって、出戻ったもの




こんばんは


突然ですが、私は以前、捨てたいけれど捨てられずに困ると、


それを物置に入れ、目に触れないようにしその存在を忘れることで、


捨てる方向へ向かえるように自分を仕向ける、という方法で捨て作業を進めてきました。


この方法はかなりの効果があり、


昨年の半年ぐらいで、過去数十年間の持ち物の三分の二ぐらいを処分しました。







そんなふうにほとんどの物を処分してきた私ですが、


物置に入れたものが、このたび戻ってきてしまいました。










色鉛筆とノートです。




この色鉛筆は何度も処分しようと思ったのですが、結局出来ずに戻ってきてしまいました。


ノートも、まだまだたくさんあるのですが、どうしても捨てられずに出戻ってきました。


色鉛筆は水彩にもなるもので、買った当初半額ぐらいになっていて、


喜んで買ったと記憶しています。


しかし、私には絵の才能が一切無く、必要ないものだと分かった後でも、


どうしても捨てられずに置いてありました。


ノート類は、紙フェチの私が捨てるには一番ハードルが高いもので、


今回は必要があったためにこの2つが出戻ってきてしまいました。


必要とは、レシピを書きとめる必要があったからです。




母が入院して以降、料理を担当することになり、


母の体の事も考え、減塩、減油に励んできましたが、


そういう本を見ても美味しそうなレシピを探せず、


しかも私の両親は味の好みや好きな食材が全く違うため、献立にはとても苦労します。


しかも、減塩レシピの本を見て作っていたときは、両親の賛同も得られず、


作っても作ってもむなしい日々でした。


そこで、いろんなレシピから減塩・減油をアレンジして、


家族が喜んで食べてくれたものを書き留めておくことにしたのです。


そのノートが1冊いっぱいになりました。


新しいノートを買おうかとも思ったのですが、捨てられずに置いてあるノートがあることを思い出し、


今回の出戻りになりました。


色鉛筆は、殺風景なノートに色をつけようと思い、一緒に戻しました。





本当はこんな程度のレシピでは良くないのではないか、


素人が計算するようなものでは、また母の病気が悪くなるのではないか、


そう思うこともありますが、今は致し方ないような気もします。


今は仕方ない、そう思うようになった理由は、


知り合いの精神科の先生にご相談して、以下のお話を聞いたからです。


再発を一番怖いと思っているのは本人なんだから、言っても仕方ないのでは?
一度は知識として、
○○はダメなんだよ、これはあなたの体には悪いのよ。
とこちらから教える必要はあると思う。
でも、食べることが楽しみな人は、あれはダメ、これはダメと言われるのは、ものすごくストレスがかかることだから、それも良くないしね。
なるようになると思うことが一番良いと思いますよ。あなた一人がイライラして、あなたが病気になってしまってもいけないしね。
私なら、何も言わないわね。


と言われました。


それから、少し気持ちを楽にして、献立を考えるようにしたのですが、


その分、カロリー計算もしているので、疲れています(苦笑)


その計算や、新しいレシピを書き留めるために、ノートがたくさん必要なのです。


このまま行くと、捨てようと思っていたノートも、すべて使い切れるかもしれません。






のん



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