2014年6月1日日曜日

母の入院 つづき




引き続き、母のお話しです。


母は結局、2回のカテーテル処置(手術という言葉を使う方もいらっしゃるのですが)を受けました。


合計3つの冠動脈の詰まりにステントを入れることが出来ました。


ステントとは、メッシュ状のものを詰まっている血管の部分に置いてくるもので、


血管の詰まっている部分に対して行う処置の一つだそうです。


最後の1か所に関しては少し難しいということと、一度処置してもすぐに詰まりやすい、


ということで、 しばらく通院しながら様子を見ることになりました。


最初に先生から言われた心筋梗塞の一歩手前の部分に関しての処置はすべて終わった


こともあり、この先生のご提案に従うことにしました。




合計2回のカテーテル処置を行いましたが、2回目のカテーテルの際、とても時間がかかりました。


それは、動脈硬化の部分がとても固くて、なかなか血管が広げられなかったからだそうです。


通常のカテーテルは1時間から2時間程度だそうですが、母は4時間近くかかりました。


そしてこの時、細くなってしまっている血管が見えにくいこともあり、


通常よりも多い量の造影剤を使ったそうです。


そのせいで、母は検査後吐いてしまい、翌日には造影剤のジンマシンが全身に出て、


退院が数日延びてしまいました。


母は帰りたいと言いますが、私たち家族からすると、帰ってこられても困る、


という正直な気持ちがありました。


何かあっても対処できる人間がいないからです。


仕方ないのでお医者さんの指示を聞いて、じっとしていてもらうようにお願いしました。


そして、やっと、先週の日曜日に退院することが出来ました。


今は出来るだけ自宅で過ごし、軽い作業や大好きな庭いじりを中心に、


家事はさせないようにしています。






母が入院してから、私は毎日病院に通い、家事をし、


母が帰ってきたらどんな料理を作ればいいのか、研究を始めました。


正直に申し上げますと、私は料理が得意な方でもありませんし、料理を習ったこともありません。


母も同じく、料理に関してはそう知識を持ち合わせておりません。


しかし、これからはそんなことを言っているわけにはいきません。


お医者さんにも、塩分と脂っこいものは控えてください。


と言われているので、味付けと調理方法は考えなくてはいけません。


そこで私が最初に取り組んだのが、出汁を取るということです。


我が家では体によさそうな出汁のパックを使ったり、


体に良さそうな顆粒の出汁を使っておりましたが、


これからは昆布、鰹節、にぼしの3つを中心に出汁をとることを決意し、


まず、お味噌汁のお味噌を減らす計画を実行しました。


お味噌は体に良いのでぜひとっていただきたいのですが、塩分が高いのはいけません。


ネットで調べてみて、まず鰹と昆布で出汁を取り、味噌汁に利用し、


煮物もすべて、市販の出汁を使うのはやめて、自分でとった出汁を使うように変えてみました。


母の1日の塩分摂取は6グラムと決められているのですが、


私自身、使った調味料ぐらいしか塩分の計算は出来ず、それもきちんと出来ているのか、


まだまだ不安がいっぱいです。


調味料だけではなく、塩分を対外に出すと言われているカリウムの多い食品を取ったり、


食事の偏りを減らす努力もしなくてはいけません。




母が自宅に戻ってからも、食事は私の当番で、父のお弁当だけは母が入れています。


母が作ったものでないと、父はあまり喜ばないからです。


買い物も私が担当し、重たいものを持ってはいけない母は、自宅待機です。


私は母の入院直後から洗濯と講師の仕事(週に1回です)、


卒論と毎晩の食事と減塩料理の勉強で体調を壊してしまい、


指導教授に卒論作業を一時止めてくれるようにお願いしました。


指導教授も状況を理解してくださって、今は少し楽になりました。


妹も週に2回は食事当番を担当してくれるようになり、掃除は父がしてくれるので、


私の負担はずいぶん軽くなりました。


週一度の講師が6月で一度途切れ、夏休みに入ります。


夏休みになったら、最近片づけることが出来ていない部屋の片づけと掃除、


卒論に着手したいと思います。




片づけに関しては、捨てるものがあるようにも思うのですが、


なかなか捨てることが出来なくなってきております。


部屋の片隅に整理が追い付かない物たちが山のようになってきており、


悲しい現実が目の前にあります。


しかし、明らかに以前と違うところは、ベットの上に物を置かなくなったこと。
(それほどまでに部屋が散らかることがなくなったということだと思います)


洋服を入れている引出やクローゼットは比較的安定していること。


などを考えると、少し時間を取ってきっちり片づければ、すぐに元に戻れそうです。


次回はぜひお片付けの話を書きたいと思っております。


最後に、健康ほど大事なものはありません、皆様もぜひぜひ、お体大事になさってください。





のん





 

2 件のコメント:

  1. 初めまして。
    いつも読ませていただいていました、初コメです。
    お母様、とにかく病院をかえて処置ができて良かったですね。
    うちの父も同じ感じで、カテーテルしたので、お気持ち分かります。

    私も料理は好きじゃないし得意じゃないですが、減塩レシピ本を数冊買いました。
    ネットの情報も豊富ですが、プロの監修のもとに発行されたレシピ本もおすすめです。
    料理は毎日の事ですし、グラムを正確に測って管理するのが大切だと思います。

    健康レシピは、家族全員病気予防にもつながるので、本当に良いと思います。
    体質もありますが、長年同じ食生活を共にしている家族の疾病率も上がるので・・・

    ただ、無理はせずに、自分の心を大切にしてくださいね。
    疲れた時は、塩分、カロリーコントロールされた宅配弁当などを利用するのも手だと思いますよ(*^_^*)

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  2. ルイさま

    初めまして、コメントありがとうございます。

    お父様が母と同じ境遇なのですね、同じ経験をされた方がいらして心強いです。

    最近、妹が貸してくれた病人食の本を見ているのですが、大学の教科書だったものなのでとても古く、レシピが少ないので困っていました。
    ルイさんのコメントで、図書館で本をいくつか借りてみることにしました。
    内容が良さそうなら、購入しようかと思います。

    私も今までは舌メーターで料理していたのですが、最近は何でも計量するようになりました。 何となく心配だから量るようになっていたのですが、良い習慣と聞いて安心しました。

    我が家は父もメタボ気味で、私も少し太り気味なのです。今回の事をきっかけに食事療法で家族全員健康になれればと思っています。

    一人であれこれ考えていたので、心強いコメントとても嬉しいです、ありがとうございます(^^)

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